足関節捻挫
足関節捻挫とは
足関節捻挫は大きく分けて「内反捻挫」と「外反捻挫」に分かれます。
日常で多く目にするのが内反捻挫で、これが世間一般的にいう足首の捻挫です。
内反捻挫では足首の靭帯である「前距腓靭帯」「踵腓靭帯」を損傷し、足首に不安定性が生じます。
足関節捻挫は軽い怪我だと思われているので、十分な治療やリハビリテーションを受けないことが多いのが実情です。
その後足関節捻挫後も足首周囲の痛みや不安定さ、動きの悪さを残してしまい慢性足関節不安定症という疾患に移行してしまうケースも少なくありません。
よって、たかが捻挫だと軽視することなく十分なリハビリテーションを行うことが再発予防に大切だと考えられます。
足関節捻挫のリハビリテーション
足関節捻挫のリハビリテーションで大切なことは以下の3つです
- 関節がしっかりと適合しているか
- 足関節周囲の筋力がしっかりと発揮できているか
- 全身の機能が整い、バランス能力が十分あるか
1.関節が適合しているか
これに関しては徒手により筋肉や腱の滑走性(動き)を改善させ、骨を正しい位置関係に配列させていきます。
その後、整った状態を維持していくためにトレーニングを行なっていきます。
2.足関節周囲の筋力がしっかりと発揮できているか
足関節捻挫後は足首周囲・下腿の筋力が低下します。
特に筋力低下が著名になりやすいのが「腓骨筋」と「ヒラメ筋」です。
主にこの2つの筋肉のトレーニングを行い、足首の安定性を改善させていきます。
3.バランス能力の改善
足関節捻挫後は必ずと言ってよいほど、バランス能力の低下が見られます。
このバランス能力の低下は、足首周囲のトレーニングだけでは改善できず、全身の筋力や感覚機能を含めた総合的なリハビリが必要になります。
Physio Room APTRでは足首の捻挫で生じる痛みや慢性的な不安定感に対して、適切なリハビリを提供させていただいております。
慢性的な足首のトラブルでお悩みの方はぜひご予約ください。お待ちしております。